下向き人生に浮かぶあんバターバゲット
*人生は前にしか進まない*
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『マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ』

今日、古内一絵さんの「マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ」を読みました。

シャールという

元エリートサラリーマンで

今はド派手なドラッグクィーンのお姉さま

がやっている

体にも心にも優しい夜食カフェ

マカン・マランが舞台です。

とにかく

シャールがいい人で

ちょっと前に

深夜食堂、という漫画がありましたが

そのマスターのひょうひょうとした感じとは

ちょっと違った

菩薩的な優しさがありました。

やっぱり、

と思ったあたりに

「女性」となったシャールの

母性みたいなのがたっぷりと

発揮されている作品でした。

心を休めたい人や

行き詰った人たちが出てくるのですが

みんなシャールの言葉で

色んなしがらみに開放されて、

自分で進む道を見つけて

答えを見つけて

羽ばたいていきます。

シャールの作る料理は

フレンチとかそういう手の込んだものではなく

スープやサラダや野菜のゼリーなど

素朴なものですが

とてもおいしそうに描かれています。

作者の古内一絵さんが

映画の仕事をされていたそうで

字を追っていると

そのおいしそうな絵が浮かんでくるような

魅力的な描写でした。

そういう

料理を食べたい

そういうところに行きたい

そういう人に会って

私も・・・

欲望すべてをぶつけ

とりとめのないことを思いながら

最後希望をもらって

本を閉じました。

体を使うので

あまりパンもお菓子も作れなくて

思いの行き場をなくし

その思いを

本のなかにみていました。

人生にうまくいかない

登場人物たちに

自分を重ねて、

読みました

(重い・・・)

字をぽつぽつ追っていると

ちょっと気持ちが落ち着きました。

真っ黒で出口のない渦の中にいるときは

余裕なくて

絶対できないけど

渦から一歩外にでたら

一呼吸

違う世界があって

実はそこに

意外な楽しさがあるんだなって

思いました。

ちょっと前まで

本を読んでいると頭の中を

ぐるぐると黒いものが

追いかけてきていたのに

今日は大丈夫でした

不思議でした。

ありがたかったです

今日は楽しみがある日でした。

そして

今の場所から何とか自分らしく生きられないかと

これからのことを考えました

今のネガティブがちょっと宇宙に浮いてくれたかな

と思いました。

続くといいなとおもいました。

今日に、本に、

いろんなものに、感謝します。

明日も元気で

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chiho*
日々の記録と想いとパン作りと本と料理と 下ばかり向くモノクロな日々に 色を探して